宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」に登場する、丸い不思議な食べ物の正体は何だったのか。当時原画を担当したアニメ監督の米林宏昌(よねばやしひろまさ)さんのツイートをきっかけに、そんな話題がネット上で盛り上がっている。
その食べ物は物語の序盤、不気味なトンネルをくぐり、おいしそうな匂いに誘われた主人公・千尋の両親が、誰もいない店に用意されていた食事を食べるシーンに出てくる。たくさん並んだ食べ物の中にブヨブヨした丸い食べ物があり、これまで「謎の食べもの」としてネットを中心に様々な説が飛び交っていた。
米林さんは19日午前、自身のツイッターに「お父さんが食べてるブヨブヨした食べ物はシーラカンスの胃袋と絵コンテに書いてありました」と投稿。すると、「シーラカンスの胃袋は想像していなかった」「長年の謎が解決しました!」などと驚きの反応が相次いだ。「シーラカンスの胃袋」と投稿する人が増え、ツイッター上でトレンド入り。1日で15万近くの「いいね」がつく盛り上がりとなった。
しかし、過去に公開された絵コンテ集に載っていなかったという指摘や、子羊の胃袋ではなかったのかという指摘が出てくると、米林さんは「どうやら絵コンテには書いてないようです…宮崎監督が描かれたレイアウトに書いてあったのかなあ?」と投稿。
最終的には、「こんなに話題になるとは…確たる証拠もないしただの僕の記憶でしかないですよー」と断り、「『シーラカンスの胃袋という説も…?!』くらいに考えといてもらった方がロマンがあっていいでしょう?やはりあれは餅巾着ではなくて何かわからない変なものの方が良いですよね」と締めくくり、食べ物の正体は再び謎に包まれた。
そもそもシーラカンスは食べら…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル